12月14日(土)13時~ 情報交流館カメリア3F 302研修室にて「カメリアキッズ【プログラミング編】-きみの絵をうごかそう!プログラミン-」が開催され、抽選で選ばれた市内小学4~6年生15名が参加しました。
「プログラミン」とは、文部科学省ホームページで公開されているプログラム作成支援システム、絵を動かす「命令」が「ヒダリン」「キガエルン」などすべてアイコンで表示されており、それを積み上げることで、アニメーションやゲームを作ることができるのです。
指導してくれるのは「金沢工業大学電子計算機研究会」の皆さんです。
先ず簡単なアニメーションの作り方から。
「キガエルン」は「宇宙兄弟」などあらかじめ用意されたキャラクターを選ぶことによって、絵を書かなくてもアニメを作ることができます。
それを「ミギーン」「ヒダリン」などで動かし「オンプン」で音をならす練習をしました。
次にプログラムの練習。キャラクターから弾を発射して、円盤に当てる、という簡単なシューティングゲームを作ってみました。
「タマーン」で弾を発射、弾が当たったら「キガエルン」で絵を変えるなど、事前に「アクション」インプットする、というプログラムの基本を学びました。
プログラムになると、がぜん子どもたちの興味を引いたようで、「絵をずっと動かすにはどうするの?」「弾が三回当たったら爆発するってできる?」など先生(講師の学生さん)にいろいろ質問しながらゲームを作り上げました。
出来上がった自分のゲームで「自機」を動かしたり、弾を撃ったり、弾が当たって「敵機」が爆発したり、アクションのごとに歓声を上げていました。
約1時間、操作の練習をしたところで、いよいよ自分のアイデアでアニメ、プログラムを作ってみます。
先ず初めに作りたい作品の内容を紙に書きだすところから。
それを先生に見てもらい、「プログラミン」で実現できるかをチェックしてもらってから作業開始です。
はじめてみると「あれも」「これも」やってみたくなり、先生と一緒になって「いやここは「イッペンニン(複数の動作を一度に行う)」で囲ってみたら?」などと試行錯誤を繰り返して作品を作り上げてゆきます。
作業開始から約1時間、みんな休憩時間もそこそこに作品に取り組み、全員がオリジナルの「アニメーション」や「ゲーム」を完成させました。恒例の、お互いに作品を見せ合いっこする風景も。
作品例 プログラム部門
作った作品は、文部科学省が主催する「プログラミン×宇宙兄弟コンテスト」に投稿しました。
このコンテストは人気アニメ「宇宙兄弟」のキャラクターを使ってアニメ、またはプログラムを作るというもの。
グランプリ受賞作はなんと、「宇宙兄弟」の番組内でも紹介されるのだそうです。
全投稿作品は コンテストのページで見ることができます。
後半の30分では金沢工業大学の学生グループが、「地域連携テーマ(※)」で作成した「防災訓練ゲーム」をプレイ。
これは小学生向けに、地震が起きた際の心得を楽しく学べるようにと学生グループがプログラミングし制作したゲームで、市の人気キャラクター「のっティ」も登場。リュックに入るだけの限られた重量の中で家の中のどのアイテム(ラジオやトイレットペーパーなど)を持ち出せばよいかを、ゲームでのシミュレーションを通して考えました。
※野々市市と金沢工業大学は連携協定を結んでおり、金沢工業大学プロジェクトデザイン2地域連携テーマとして学生に取り組んでもらう課題を野々市市の各課から提供しています。今年度、市環境安全課より「小中学生向け防災教室」に関する課題を提案し、金沢工大工学部情報工学科の学生グループが取り組んだ成果が今回体験に用いた「防災訓練ゲーム」です。
今回の体験をきっかけに、万が一災害が起きた際に備えて、どんなものを準備し、行動したらよいか身近な人と話し合いましょう。としめくくりました。
ゲーム後、キッズたちに感想を書いてもらい、それをもとによりわかりやすくて学べるゲームにしたいと学生グループのメンバーは話していました。
今回のカメリアキッズは午後1時から午後5時までと、やや長めの授業でしたが、みんな集中して「プログラム」に取り組んでくれました。
自分のアイデアをプログラムに置き換え、それが思い通りに動いた時の楽しさを十分に感じてもらえたのではと思います。
●プログラム編の感想
◆プログラミンをわかりやすく使うことによってわかりやすくプログラムできた。説明もわかりやすくて、ありがとうございました。
◆プログラミンはとても面白かったです。ゲームも面白かったです。
◆今は、自分でゲームを作ることができたのでよかったです。
◆プログラミングで簡単で面白いことが分かりました。家でもできればできるといいと思いました。
◆プログラミンでいい作品ができたのでよかったです。家でまたやってみます。
◆宇宙兄弟でこんなにおもしろいことができるなんて思いませんでした。プログラミンはおもしろいなぁと思いました。
◆はじめはなにかなぁと思ったけど、やり始めると思っていたよりすっごくたのしくて2つ作ったけど1つ目よりも2つ目の方が自分的にうまくなれたので、次やるときはもっと楽しいのを作れると思いました。あと時間があればもっとすごいこともできたと思うので、できたらそれもしたいです。
◆ぼくは初めてのプログラミンだったので最初はできるか少し不安だったけど、お兄さんたちのおかげでできました。
自分でアニメを作るのが面白かったです。できたらもう一度やってみたいです。
◆私は、今日やってみて一人でやったら何もできなかったけど、工大の人達がサポートしてくれたら楽しくできました。
◆今までプログラミンという機能を知らなかったけど、今日勉強して社会のいろいろなことに役立っていると分かりました。またやってみたいです。
◆今日、自分の作りたいゲームを作れたので楽しかったです。またあったら応募したいです
◆自分でキャラクターに動きをつけることが、頭を使って楽しかった。また今度あったら参加したい。
◆ぼくは今までプログラミングをやったことがなくて、難しいのかな?と思ってきたけど「プログラミン」という簡単なソフトでできてとても楽しかったです。
◆ぼくは、ゲームを作るってことは大変だと分かりました
。後、プログラミンよりプログラムの方がすごく難しいと分かりました。そして、コンピューターに命令するってことは難しいってことが分かりました。そして、将来に関するいい勉強ができてよかったです。
◆ぼくは予想と同じ電車が犬を追いかけるようなものを作れたのが楽しくてうれしかったです。
●防災ゲームの感想
◆ぼくはこのゲームを使って地震があった時に持っていくような物がいろいろ知れてよかった。
◆地震が起きた時にどうするかや何を持っていったらいいかが分かりました。
◆地震の時、絶対しなきゃいけないことがあると分かりました。
◆水と夜に明かりを灯す火や光、安全なテントが必要だと思いました。
◆このゲームで地震の時に使う道具が分かりました。
◆子供にも分かりやすいゲームでした。市のキャラクターののっティがわかりやすく説明してくれました。はやくゲーム化してほしいなと思います。今日はありがとうございました。
◆地震の時は何でも持ちすぎだけど、最小限に減らして主に食料、防災のものを持てばいいとわかりました。
◆万が一震災が起こったら、まず最初にガスの元栓を締めに行くのではなく、まずは自分の身に気を付けて机の下にもぐる。その次に逃げ場所を確保すると分かりました。選択する時に、残り○/25か書いた方がいいと思いました。
◆水などを持っておくことは知っていたけど、3のドアを開けておかなければいけないは知らなかったです。あと、コンパスがいることも知らなかったのですっごくびっくりしました。
◆地震が起きてからの行動の仕方が分かりやすくなていてよかった。分かりにくかったところもあったので、もっと分かりやすく解説などを書いてほしい。
◆ゲームで大事なことを学べたので本当にすごいなと思いました。
◆このゲームをして、今後南海トラフ地震が起きたらどうすればいいかとか考えられたから、すごくおススメできて、遊ぶものはいらないと分かった。
◆Sをとれてよかったです。それと、災害の時は正しい情報を知る、食料を確保する、靴を履く、周りを明るくする、ということが大切だと分かりました。
◆ゲームで本当の訓練らしくできたので良かったです。