世界のアニメーション上映会 開催されました

世界4大アニメーションフェスティバルの一つ、広島国際アニメーションフェスティバルの協力で各国の個性豊かな短編アニメーションを上映する「世界のアニメーション上映会」が3月22日(日)、カメリアホール椿で開催されました。
昨年同様、解説は広島国際アニメーションフェスティバル・フェスティバルディレクターの木下小夜子先生です。

先ず木下先生より「広島国際アニメーションフェスティバル」についての紹介がありました。
「TVで放映されているアニメーション(当時はテレビまんがと呼ばれていました)以外にも、世界にはいろいろなアニメーションがあるということを皆さんにお知らせしたくて、12年越しのお願いが実り、1985年に広島で始まりました。
あれから30年、今では70か国以上からの応募があり、グランプリをとると、自動的にアメリカのアカデミー賞へのエントリー資格を獲得できるほどの実績を重ねてきました。」

今回上映された作品(木下先生からひと言解説)
「バードコールズ」 2006年 カナダ 
「小鳥の声を文字にする、という発想が素晴らしいと思いました。」
「丘の農家」 1988年 イギリス
「イギリスの田舎を面白おかしく描いた作品です。」
「リトル・ウルフ」 1992年 イギリス
「学生さんが作った作品、『ドイネ・ドイネ』の掛け声?が印象的です。」
(ちなみに石川県では「どいね」は「どういうこと?」の意で使われる方言)
「ファーザー アンド ドーター」 2000年 オランダ/イギリス
「2001年アカデミー賞 短編アニメーション賞受賞作品です。オランダ、アムステルダムの古い街並みの描写が印象的でした。」

「今回、たまたまイギリス作品を多く紹介しましたが、今現在、アニメーション制作が盛んなのは、フランス。意欲的な作品を数多く生み出しています。どの作品も、頭じゃなくて「心の中で理解」してもらえたらと思います。」

最後に、21、22日の二日間「アニメーションづくりを楽しもう」ワークショップに参加した子どもたちの作品「頂きの景色」が上映されました。
(実は先の4作品上映と並行してギリギリまで編集作業が行われており、今回の上映も編集ソフトの画面そのままでした)

アカデミー受賞作品のように、観客の前であいさつする子どもたち。

木下先生から作品作りの感想を聞かれ
「大変だったけど楽しかった」
「ちょうちょうの羽根を開いているのと、開いていないのを作るのが大変でした」
など緊張しながらも、インタビューに答える子どもたちの表情は誇らしげでした。

「今年は小さい子たち(小学校3~4年生)が多かったけど、みんなよく頑張った、将来のグランプリ受賞者がいるかもしれませんね」と、木下先生の言葉で上映会を締めくくりました。

○感想
・日本のアニメのイメージと違った。
・短い中にストーリーがあり、初めて見たのですが感動しました。子どもが作ったアニメも2日間であれだけ音に合わせてすばらしかったです。
・世界のいろんな作品が見れて良かった。こんな面白い作品があるのは知らなかった。
・もっと作品数が多かったらよかったです。アニメーション以外のショートフィルムの上映会もしてほしいです。
・日本のアニメーションとは違い、台詞なしでキャラクターデザインもとても簡素なのに物語としてきちんと伝わってくるのが面白いです。特にマークベイカー氏の「丘の農家」グロテスクな一面も含みながら、人々の頑張りもあり、非常に挑戦的な作品でした。
・世界各国のアニメーションがはじめて見れて楽しかったです。子どもたちの作品もステキでした。ありがとうございました。
・子供達の作品が観られて、ほのぼのとした
・子供達の作品はとってもステキで良い体験が出来たと思います。ありがとうございました。
・舟の形がきれいだった。
・ちがう国でもそれぞれ伝わるものがあっていいなと思いました。
・久しぶりにアートの世界に浸れて良かったです。
・大変おもしろかったです。素敵な企画でした。
・感動しました。またやっていただきたいと思います。
・このような普段あまり見ることのできない作品にふれられてよかった
・鳥を観察するのが好きなのでバードコールズは嬉しく観ました。ファザーアンドドーターは美しくて風や日の光を感じました。もっとたくさんの作品を観てみたいです。
・短いアニメですが、中身の濃い内容にびっくり。表現力が素晴らしい。1秒間に10秒と聞いてびっくり。子どもたち頑張りました。
・とってもおもしろかったです。大人も参加できるワークショップがあると嬉しいです。バードコールズすごく好きです。楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます。
・なかなか見られない世界のアニメーションを見ることができてよかった。子どもたちの作品もすごかった。
・子供たちの作ったアニメーションはすごいと思いました。4作品の1番最後のアニメーションが感動しました。
・情報誌を見てきたけど、木下小夜子さんがいらっしゃっていたのでびっくり! (広島のアニメーションフェスティバルは何回も行ったことがあるので)また是非こんなイベントを企画してほしいです。
・私の五感に強くひびきました
・2日間ありがとうございました。帰ってきたらこんなことをしたんだよ!!といろいろ聞かせてもらいました。最後に楽しい作品を見せて頂きとてもうれしかったです。(アニメーションづくりワークショップ参加者の保護者)
・自分でアニメーションを作ることができてよかったです。
・アニメーションだと思っていることや考えていることを表現しやすく、わかりやすいと思いました。短い時間のアニメーションで心に響きました。
・みんなすごくきれいだからすごくよかったです。
・モノクロでも台詞がなくてもこんなに豊かな表現が出来るなんて感動しました。
・貴重でありがたい体験をしたと思います。以下、上映作品の感想。
 ①絵と音が見事にマッチしていた。
 ②色エンピツの美しさ、人のおもしろさや勝手さも良く出ていた
 ③ただ楽しくて笑った
 ④どうしてこんな悲しいものをつくったのかと、後半から涙が止まらない
 子どもたちの作品:木下先生の魅力とテーマ音楽の選曲が抜群!とても刺激的でした。
・色んな国の作品がみられる貴重な時間を過ごせてよかった。子どもたちの挑戦もなかなかのものでおもしろかった。
・グランプリの作品はとても感動しました。子どもたちの作品のできばえにびっくり。年々レベルが上がっているような気がします。よくがんばったと思います。
・今までにない世界のアニメーションがみれてよかったです。
・はじめてアニメーションをみました。言葉がなくても心で感じる事が出来てすてきな時間でした。子どもたちの作品、とても素敵でした。
・有名な人たちが作った作品といっしょに出してもたって、雰囲気もあったし、いい作品になっていると思いました。(アニメーションづくりワークショップ参加者)

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