今年も素敵な作品な切り紙アニメーションが完成しました

3月21日、22日の二日間、情報交流館カメリアカメリアにて「アニメーションでイキイキ! アニメーションづくりを楽しもう!」が開催されました。

講師はアニメーション作家、広島国際アニメーションフェスティバル・フェスティバルディレクターの木下小夜子氏、とサトリデザイン代表の佐藤皇太郎氏。

今回参加してくれたのは小3~中1までの11人です。

授業のはじめに「アニメーション」ってなに?というお話から。
「魂をイキイキとさせる、命の無いものに命を与えるのがアニメーションです。」


最初の創作は「おどろき板(フェナキストスコープ)」。スリットの入った円盤にコマ絵を書き、それを回転させながら鏡で映すと残像現象で絵が動いて見える、というもの。

「絵ははっきり(太く濃く)書かないと良く見えないね」

続いていろいろなアニメーションの体験実習。カラフルなキャップを動かしてみたり、切り紙を動かしてみたり、砂絵アニメーション、クレイ(粘土)アニメーションにも挑戦!



ちょっとずつ変化をつけながら一コマずつ撮影することで、いろいろなものに命が吹き込まれてゆきます。

「アニメーションを作るには根気が必要、すぐ飽きないように、みんなで頑張りましょう」
木下先生の言葉で一日目は終了。

2日目、いよいよ「アニメーション作品」制作開始、
「今日つくるアニメーションでは1秒間に10回紙を動かします、4秒で40回!さあ、覚悟はいいかな? 大変な分、面白くなるから。」
例年通りアニメーションのBGMを聴いて、タイトルをイメージします。軽快な曲調からみんながつけたタイトルは「頂きの景色」です。

初めは紙選びから。

紙に絵を描いて切り抜いてゆきます。

いよいよ撮影開始、参加者それぞれが音楽からイメージしたシーンを動かし、それをつなぎ合わせて1本の「作品」を作り上げます。
いわば子どもたち一人一人が見た「夢」を集めて「映画」を作るような作業、木下先生が夢の調整役というわけです。


自分のパートの終わった子は広島国際アニメーションフェスティバルに出品するパラパラまんがをつくります。

朝10時からはじめて(お昼を挟んで)約6時間、ようやく撮影完了です。
「あと1秒、あと2秒欲しいです!」アニメ作りの面白さに気づきだした子どもたちから声が上がるも、作品として完成させ、同日夜の上映会に間に合わせるためには「締切」が必要なのです。
ここから佐藤先生の編集作業(音楽やテロップを入れる)が始まるわけですが、その前に動画をみんなの前で上映しました。

自分たちが動かした「アニメーション」をじっと見つめる子どもたち。
「大変だったでしょ、でも大変な思いをしてやりとげたからこそちゃんと作品になるの。今見直して、ああすれば良かった、こうすれば良かった、と思ったら次のアニメーションづくりの時に、それをちゃんとやってみましょう。」

音が入った完成版の発表はこの後、「世界のアニメーション上映会 -広島国際アニメーションフェスティバル受賞作品より-」で上映されます。こちらの記事も合わせてお読みください。

◇ ワークショップに参加した子どもたちの声(アンケートより抜粋)

○印象に残っていること
・すごく時間がかかったこと
・本番のアニメーションづくり
・自分の作ったものがスクリーンにうつったこと
・何時間もかけたのに1分18秒しかないのがいんしょうにのこっています
・作品の頂の景色が印象に残りました。
・いろいろな道具や物を使ってアニメーションを作ること。(作れること。)
・自分で作った物を動かしたところです。
・一番最初につくった、電気がいらないアニメーションです。

○感想
・大変だったけど、アニメーションはすごく楽しいなと思いました。
・太陽と太陽、月と月をうまいこと交互にするのがつかれた。
・アニメーションがうまくできたのでよかったです。
・とってもたいへんで、でも上手にできたのでよかったです。
・今回初めてしたけど回転する板やパラパラアニメ、アニメーションを作るのが大変だったけど楽しかったです。
 またやりたいです。
・作ったり、おきかえたり、工作できたのが一番楽しかった。
・アニメーションを根気よく作れました。なので、とてもよかったです
・根気がないとできないことだと思いました。ほんの少ししか動かせないし、ついバッと思いきりしてしまったり、むずかしいと思いました。
 でも、そのかわり、全部つなげたものを見るときはとても達成感が出ました。

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