プロのアニメーション作家からアニメーションづくりを学ぶ
「アニメーションでイキイキ!アニメーションづくりを楽しもう!!開催されました。
2013年の初回以来、今年で4回目となるワークショップ、 指導はアニメーション作家、広島国際アニメーションフェスティバル・フェスティバルディレクターの木下小夜子先生、そしてサトリデザイン代表 関東学院大学講師の佐藤皇太郎先生です。
「今回は世界の子どもたちと同じテーマでアニメーションを作ってもらいます」
「テーマは、【私の一番好きな木】、スェーデン、ベルギー、ウクライナ、アメリカ、ブラジル、クロアチア、日本など、いろんな国の子どもたちが参加するコンテストです」
初日はその練習として円盤にパラパラまんがを描く「おどろき盤」(フェナキストスコープ)を作成したり、切り紙をコマ撮りして動かす練習を行いました。
午後からはいよいよ「私の一番好きな木」作品づくり開始です。
まずみんながイメージする「木」を描いてもらいました。「柿」「松」いろいろ出ましたが、最終的に「桜」に決定。
桜の四季でチーム分けし、それぞれストーリー、キャラクターを作ってゆきます。
2日目、「桜の四季」いよいよ制作開始。午前中はストーリーと切り絵づくり。
午後撮影より撮影、枝のカットからスタートです。
切り紙アニメーションは、その部品(切り紙)をひとつひとつ、ちょっとずつ、動かして撮影、動かして撮影、の繰り返し。
「8回がんばって動かして、1秒間、大変だけどがんばりましょう!」
木に花をつけ、散らし、葉をつけ、散らし、そして雨を降らせ、雪も降らせたり。
みんな忍耐強く、細かい切り紙を動かしてゆきます。
今回も17時のワークショップ終了時間ギリギリまで撮影を行い、僅か1時間で編集。(佐藤先生、本当にありがとうございます)
18時から予定通り上映会開催となりました。
フィルムにするとほんとに一瞬、自分が担当したパートに歓声をあげる子も。
上映後、参加した子どもたちに、木下先生がインタビュー。
「葉っぱを落としながら雨を降らすのが大変でした」
「テーマに沿っていろんなものを作らなければならず、大変でした」
最後に木下先生より
「みんなよくがんばってくれました、いい作品になったと思います。」
「世界の子どもたちの作品と一緒に広島で日本代表作品として上映します。」
「広島国際アニメーションフェスティバルは 8月18日から22日まで 開催されます。皆さんもぜひいらしてください、
いつかみんなの作品がコンペ部門に応募され、そして入選して上映されたらうれしいなと思います。」
ワークショップで制作した作品
桜の四季
参加者(子どもたち)の感想
・風のふぶきのとことか、雪が散っているところはすごい時間がかかったけど、時間が早くなっていてびっくりしました。
・思ったより時間がかかって大変でした。でも無事に完成してよかったです。
・自分の作りたいものが作れたので良かった。
・ずっと立ちっぱなしでつらかったけど、いい作品になったからよかった。
・思ったよりきれいだったのでよかった。楽しくできたのでよかった。
・初めてアニメーションを作ってみて、ゆっくり動かさないとアニメっぽくならないから難しかった。
でもストーリーを考えることは、話の内容を自分の好きなように話を作れるから楽しかった。
保護者の感想
・上映会で完成したアニメーションを見て、思ったより精度が高くて驚きました。ありがとうございました。
・とってもすてきな作品でした。細かいところまで上手にできていました。
・短時間で作られた作品にかかわらず、かなりきれいに仕上がり、構成もすばらしいと感じました。
・四季をとてもきれいに表現できていたと思います。
見ると短いですが、皆が一生懸命に作ったんだなあと感じることができました。
・2年前は上の子が、今回は下の子が参加しました。
前回も2日間でこんなにステキな作品ができ上がるんだーと思いましたが、今回は前回以上にびっくりしました。
1つのテーマで物語になっていて、1つ1つの場面がすごく丁寧で、見ていて圧倒されました。
よい経験をさせていただき、ありがとうございました!!
・初めてのアニメーション作りで、子供たちが作ったものを見ることができて楽しかったです。
感動しました。次回も参加させたいと思いました。賞をとれたらいいなと思います。
・子供たちが上手に作れるのか心配していましたが、本当にすばらしい画像が出来あがっていてびっくりしました。
先生をはじめスタッフみなさん、ありがとうございました。
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