映画「近いようで遠い、まだどちらでもなく、それでも境界線にある光」上映会 開催されました

3月22日(木) カメリアホール椿で 映画「近いようで遠い、まだどちらでもなく、それでも境界線にある光」上映会 開催されました。
(当初予定されていた2月6日が記録的大雪の為 上記日程に変更になりました)

2017年の「すず里山里海映画祭」ヤングリーフピクチャーアワードに出品され「能登の絆」賞を受賞した作品、珠洲、東京、金沢に続いての上映会となります。脚本・監督を担当するのは、金沢工業大学メディア情報学科で学びながら映像制作に取り組む楠彩さん。



 
奥能登の自然を背景に、語られる家族の絆。上映後、さわやかな感動が観客の間に広がってゆきました。

上映後、監督/脚本の楠彩さんと、主演をつとめた野々市市民劇団nonoの看板俳優、西村優太朗さんのアフタートークが行われ、去年8月珠洲で行われた撮影の模様、天候に合わせて脚本を書き直したエピソード等が紹介されました。

また、マコ役の 西田真実子さんも途中からトークに参加、「私、実物のほうがイイんです(笑)」と自己アピール、会場を沸かせていました。

最後に観客からの質問に答える形で将来の目標を語る二人。
 楠さん「映像プロデューサーを目指してます」
 西村さん「俳優になりたい」
「夢」では無く、明確な「目標」を掲げ、今現在もキャリアを積み上げているお二人に、会場から惜しみない拍手が送られました。

映画スタッフ

監督・脚本:楠 彩
出演:
西村 優太朗、西田 真実子、木村 日菜乃、林 雄大
スタッフ:
南 光太朗、高川 裕暉、北田 めい、福田 理紗、池田 青加、楊 翔安
 
 
観客アンケート(一部抜粋)
 
■心に残ったシーンやセリフ、登場人物

・家族が言いたいことを言えたシーン
・最後の食卓の会話シーン
・映像、音楽が美しかった。
・オープニングの映像と音楽
・縁側でのシーン
・最後お父さんに会ってくる!
・ゆうたろうくんスーツかっこよかったです!
・能登の自然や役者の演じているシーン
・奥の深い、心理的なすずを選んだのよかった。
・ラストシーンでお父さんに会いに行くと決心したところ
・最後のシーン良かったです。景色とセリフ最高でした。
・海の上を飛ぶタカワシ?と夜の灯台のシーンが2人のいなくなった父親のイメージとダブって感動的であった。
・最初のゆうたろう君の声が好きでした。
 鳥も好きです。空を飛ぶって美しいですよね。あえてボケさせてるのかっこよかったです!!
・兄役の方のセリフで真実をつげるシーンがよかった。(苦しさ、悲しさを全身で表現してたところ)
・最初と最後の鳥が羽ばたいていたシーンや、最後のゆうたくんの表情が心に残りました。
 ゆうたくんとまこさんが特に印象に残りました。
・灯台の広場でのボヤいた場面=この場面が何度かあり、何かあるなという思いにさせられました。
・奥能登の海、薄明交戦(天使の梯子)、自然全般、兄役の林雄大さんの無言の演技
・ゆうたろう君 色々挑戦してすばらしいなぁーと思いました。やはり珠洲市は素敵ですね。
・景色がとってもきれいでした。音(ピアノ)もとってもステキでした。
・お兄さんの「言えなかったんだ…」が静かに響きました。
・期待していた通りとしては、珠洲の“あお色の空気感”が映しだされていて素敵でした。
 木ノ浦を訪れていた時の若いキャピキャピ感とその後にやってくるマコちゃんの心の叫びのシーンとの差異が息をのむように見入ってしまいました…とてもせつなかったです。
 お兄ちゃん役の方!不器用なワイルドさがかっこよかったです。

● ご意見、ご感想
・楽しかったです
・音響がもっと良ければ最高でした。
・珠洲の芸術祭で景色に魅了されていたので、思い出したくて鑑賞しました。
 監督の方もエネルギッシュを感じ心地よいです! 
 インディーズというのか、こういうプチ上映会は時間もほどよく、また来てみたいです。
・珠洲の自然の美しさとピアノの美しさが印象的でした。
 音楽や演劇をしてきた監督の良さがつめこまれた作品だと思います。
・また珠洲に行きたくなりました。アフタートークを聞けてすごくよかったです。
・大雨が降って、臨機応変に台本を書き変えても自然とつながっていておどろきました。
・映画のストーリーの構成に関して。衝撃の食卓シーン(本来ならミッドポイントである)からあっという間にフィナーレのシーンになって希望があるみたいな展開は、性急すぎてバランスが悪いかなと思いました。でも映像はキレイでした。これから楠さんがどんな作品をつくっていくのか、本当に楽しみにしてます。
・すてきな映画でした。映画とアフタートークを含めて、生き方というか、少し考えさせられました。すてきな機会をありがとうございました。
・また今後も、野々市に関わる人やモノの映画やお話を見たり知れたらいいな、と思います。
・1時間のショート映画で見やすかったです。幼少期に珠洲に数年いたので、なつかしく思い、また行きたくなりました。19時30分~して頂けたら、もっとありがたいです。15分のトークもとても楽しく拝見できました。
・奥能登は素朴で人をやさしくしてくれる
・短い期間で作られたと言っていたので、大変なご苦労だったと思います。
 アフタートークは若い2人のフレッシュな感じが伝わりました。
・とてもよかったです。トークもとてもたのしかったです。これからも、石川県を舞台にした映画を期待しています。
・雪の為中止になった映画を再上映するとの事で期待して見に来ました。なつかしい。灯台はじめ自然できれいな海にマッチしたピュアな物語だったと思いました。続き(パートⅡ)を上映する予定はないのかな?
・全体的にきれいだと感じました。珠洲という場所に行ってみたい。行かなければならないなと感じさせられました。特に家族がぶつかり合った後の役者さんの表情が印象的でした。楠さんの素晴らしさを痛感させられました。本日は貴重な時間をありがとうございました。
・あまり今作のようなジャンルの映画は見ませんが、新鮮で映像に見入る事ができました。
・野々市でこういった映画製作が出来たらなと漠然と思いました。
 

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