身近にある科学を遊びながら実体験して科学のおもしろさに触れ、アイディアを形にするための道具としてパソコンを使用することで、子どもたちの創造力や発想力、表現力を養うカメリアキッズ。金沢工大と連携して開催し、野々市の子どもたちが最新の情報通信技術に触れながら、ICTメディアリテラシーを高める機会となっています。
今回は、「カメリアキッズ ソーシャルVRでバーチャル野々市をつくろう!」と題して、11月21日(土)に実施。反響が大きかったため二次募集を行い、同様の内容で12月25日(金)にも開催しました。
建築分野を軸に、IoA(人間の能力をインターネットの力で拡張する概念)に関するテーマにも取り組む、金沢工大下川研究室のみなさんがオンラインで指導。コロナ禍でますます注目を集めるソーシャルVRの技術でバーチャルの野々市市を再現しました。進行は、ソーシャルVRとオンライン会議ツールZoomを組み合わせて、カメリアにいるキッズたちと、自宅や研究室にいる大学生とが非対面でコミュニケーション。今回は、アプリのダウンロードの必要がなく、パソコンのブラウザから手軽に参加できるHubs(ハブス)というソーシャルVRを使用しました。
まず、キッズたちは、下川研究室で準備したソーシャルVR空間「バーチャル野々市」に入り、椿やキウイ、のっティやのんキーなどの野々市名物探し。あっという間に操作と仮想空間に慣れたキッズたちは、バーチャル野々市内に準備された自分の土地に、自由な発想で空間づくりを楽しみました。あらみや公園の隣にサッカー場が出現したり、斬新な庭が設置されたり、その横ではゴジラ級に大きなキャラクターが対戦していたり。と、子どもたちの想像力は無限大。オンラインでのやり取りの途中で音声など通信に不具合があった際も、文字やイラストを駆使してでもなんとか大学生に伝えたい。という気持ちが見て取れました。
キッズたちからは、今後もバーチャル空間でおにごっこやまちづくりをしてみたい。大学生の人たちと協力して作れたので楽しかった。もっとこれであそびたい。などの声が挙がっており、短い時間でしたが、バーチャル空間での体験やオンラインでのコミュニケーションを楽しんでいた様子です。特にコロナ禍においてイベントが軒並み中止となる中、対面の交流を極力避けながら話題の技術に触れることができるとあって、保護者の方の関心も高く、反響が大きかったため二次募集で再度開催しましたが、今後もこのような機会は設けていきたいと思います。
【カメリアキッズたちの感想(一部抜粋)】
● 今日楽しかったこと、おもしろかったこと
• 色々な動物、建物を置けた。宝探しが見つけるのが面白い。宝探しにヒントがあるのが、分かりやすくてたすかる。
• 自分のアバターを自由に動かすところ
• バーチャルの世界で遊ぶのがとても楽しかったです。
• うごいたりとんだりできて楽しかったです。
• 3Dのアイテムを思い通りに動かせたこと
• ソーシャルVRで遊ぶことができて、楽しかったです。
• さいしょ、大学生とふたりで話すとき、きんちょうしたけどだんだんなれてきて、ちょっとなれたかなぁと思いました。
• 自分の好きなものをおけたり、自由におけたりしたので、楽しかったです。
• 町づくり
• アバターを動かしていろんなところにいくのがおもしろかったです。
● バーチャル野々市ワールドでどんな遊びをしたい?
• アイテムを積み上げる遊び
• 雪合戦です
• おにごっこをしてみたいです
• 人の作ったところで遊ぶ
• おにごっこ
• かくれんぼ、町づくり
• アバターでおにごっこがしたかったです。
• ジェットコースター
• 建物を作って、みんなでかくれんぼをしたい。
●バーチャル野々市ワールドで学校の授業を受けられるならどんなことをしたい?
• みんなでいろいろな遊びをしたい
• 自分の自由なワールドをつくること
• 理科の実験をやってみたいです。
• 校外学習
• たてものづくり
• みんなでおにごっこをしたり、いろんなところに行っていたいです。
• 今日と同じこと
• 体育をしてみたいです。マッハ運動だったらかくかくでおもしろいと思いました。
• ちょっと大きすぎたから小さくして、いっぱいつくりたいです。
● 自由感想
• たまにせつぞくがきれたりしたけど、とても楽しかったです。またやりたいと思いました。
• ネット環境が少し悪かったけど、3Dのアイテムを自由におけたのでよかったです。
• いろいろな遊びができてすごく楽しかったです。
• もっと大学生のおにいさんとあそびたかったです。
• 分かりやすくおしえてくれたので、いろんなことが分かりました。
• 大学生の人たちと協力して作れたので楽しかったです。もっとこれであそびたいと思いました。
• さいしょはよく分からなかったけど、やってからとてもおもしろかったなと思いました。
• ぜったいもう一度したい。