5月22日(日)カメリア・パルの会では、第2回カメリア親子体験塾2011『農業に挑戦!野々市産★こしひかり&もち米づくり』田植え編を開催しました。
今年で3年目の農業体験のシリーズ企画で、楽しく農体験が出来るのと、おいしいお米や野菜を食べることが出来るので毎回人気があります。参加したのは野々市町の親子22名と、サポート役のカメリア・パルの会メンバー9名(金沢工業大学CirKitプロジェクトメンバー含)石川県立大学ビオトープ研究会のみなさん6名の総勢37名。
講師は福来園代表の福田康浩さん(元石川県農業研究所研究員)、田植えのデモンステーションを福田さんのお母さん、釜炊き指導をお父さんにお願いしました。
当日の朝は、前日までの好天続きがうそのような横殴り雨が降るあいにくの天候。急きょ予定を変更して午前中に実施する田植えをお昼以後にすることにしました。
開講式をビニールハウス内で行い、まずは福田さんの案内でアスパラ、きゅうり、トマトの栽培ハウスを見学。参加者はアスパラが竹の子のように収穫シーズンになると毎日出てくること、きゅうりの花に雌花と雄花があること、トマトは肥料をやりすぎると甘くならないことなどの話しに感心しながら聞き入っていました。
ハウスの見学ツアー中 / 甘くておいしいアスパラ!今が旬です
その後こどもグループと親グループに分かれて行動。子どもたちは田んぼの生物観察で県立大のお兄さんお姉さんのもとへ。
田んぼには、いろんないきものがいたよ/木の裏にもなにかいないかな?
(県立大生によるレクチャー開始)
父兄はパルの会スタッフとともに野菜炒めの下ごしらえ。その間に恒例の釜戸炊きに各班選抜の3家族が挑戦。あっという間にお昼の準備が整いました。
お母さんたちでごはんの下ごしらえ/お父さんたちもごはんの下ごしらえ
炊き班!けむたいけど、がんばるよ/ごった煮もおいしそぉーーー!
その頃には、あら不思議・・・あんなに強かった雨も止んでくれました。
ハウス中においしい匂いが漂って、釜戸炊きのぴかぴかごはんも炊き上がって、・・・さあお待ちかねの昼ごはんです。福田さんの『いただきますの意味』のお話の後、全員で『いっただきまーーす!』。焦げ付きのごはん、野菜たっぷりめった汁、取れたて野菜炒め、アスパラ・さやえんどうのゆで上げ、・・・無農薬米のおいしさはもちろん、有機肥料の野菜はいうまでもなく超美味!おかわりする子どもも続出の野々市福来園レストランは大繁盛でした。
炊き立てご飯のいい香り♪/地元新鮮野菜をふんだんに使ってみんなでつくったご飯。おいしいね。
そして雨が上がったカメリア田園でいよいよ田植えです。恐る恐るはだしで田んぼに入って、こしひかりの苗を30×30cmの枠跡に沿って植えていきます。最初は田んぼの泥の感覚に戸惑っていた参加者も数分で慣れると、どんどん進む、どんどん植えるであっという間に15m×20mの田んぼにみごとにかわいい苗が整列。参加の親子もスタッフもみんな笑顔で田植えは楽しい!と大好評でした。
枠ころがしは僕らにまかせてっ!/初めての田植え。思ったより田んぼの中はあったかい!
実施すること自体危ぶまれた天候でしたが、午後から回復してくれて田植えが出来て本当に良かったです。午前中の雨の中で協力してお昼を作ったことや班ごとに自己紹介、班の名前決めを行ったことによって、午後からの田植え作業に全員の一体感があったように感じました。
ちなみに班の名前をご紹介すると、1班は「ごはんですよ」、2班は「お米チーム」、3班は「劇団かえる」というネーミングでした。次回6月19日(日)は草取り編です。愉快な班名も決まって親子のお友達もできて、次回の草取り作業や釜戸炊きが楽しみですね。
☆☆☆☆☆☆
この記事はカメリア・パルの会交流部会部長岩井繁樹さんより提供頂きました。
☆☆☆☆☆☆
以下、参加者の感想をご紹介します。
● 保護者の感想
○ 親自身、田植えが初めてで楽しかったです。これからが楽しみです。
○ 最初は大雨でどうなることかと思いましたが、田植えはとても楽しかったです。
○ 子どもは田植えが大変気に入ったようです。他の農作物をつくる体験もさせてあげたいと思います。
○ 田植えで田んぼの感触が気持ちよかったです。おいしい野菜もありがとうございました。
● こどもの感想
○ 田植えは2回目なのですが、めちゃくちゃたのしかったです。
○ きゅうりの味がいつものよりずっとおいしかったです。
○ はじめての体験ができておもしろかった。かえるのたまごを見つけられてうれしかった。
○ 田植えのことがよくわかってきた。