国際アニメーション・デー in 野々市 2015 開催されました

11月7日(土)カメリアホール椿にて
国際アニメーション・デー 2015 in 野々市」が開催されました。

国際アニメーション・デーについて
10月28日は、フランスのエミール・レイノー(1844-1918)が1892年、パリのグレヴァン博物館にて、自ら発明した「テアトル・オプティック(視覚劇場)」を用いて、世界で初めてアニメーションを一般公開したことにちなみ、「国際アニメーション・デー」と定められています。
2002年から、各国のASIFA(国際アニメーションフィルム協会)支部を中心に、毎年10月28日およびその前後、世界中で同時にアニメーションの催しを行なう企画を展開しています。

過去、広島、京都、大阪、東京などで開催されていた「国際アニメーション・デー」、野々市市では初の開催となります。
上映されたのは
「ブルガリア学生アニメーション作品特集」の17作品、
「世界のアニメーション-広島国際アニメーションフェスティバル受賞作より-」の6作品。
PB070250 DSC00306
解説は「ASIFA-JAPAN(国際アニメーションフィルム協会日本支部)」会長木下小夜子さんです。

上映会に先立ち、「第8回ののいちデジタルパラパラまんがコンテスト」の表彰式が行われ、この日参加した7人の小学生アニメーション作家さんたちが、木下さんから賞状を受け取りました。
PB070235 PB070244
「パラパラまんがコンテスト」入賞作品は こちら をご覧ください。

「世界のアニメーション上映」冒頭木下さんより、
「ストーリーを追いかけるというより、もう少し大づかみに、いろいろ想像しながら見て楽しんでください。」
「何だか判らないという作品もあります、私もそう思うひとりです。」
「判らないけど、帰り道、なんだったんだろう?と考える、もうひとつ違う面白さがあります。」
といったお話がありました。

「ブルガリア学生アニメーション作品」
uvs151221-001 uvs151221-003
「ある少女の素晴らしい冒険」「狭い仕立て部屋で、裁縫師が夢を見る」など、若者らしい明るさ、優しさを感じさせる作品や、「世間の関心」を風刺した作品などが上映されました。

「世界のアニメーション-広島国際アニメーションフェスティバル受賞作より-」
こちらは各作品ごとに木下さんの解説付きで鑑賞しました。
uvs151221-004 uvs151221-005
「ロム・サンズ・オンブル」(カナダ)魔法使いと契約し、自らの影を富と交換した男の物語、
「存在」(韓国)ネコと犬がカウンターバーで互いの境遇を語り合う物語、
など、アニメーションならではの表現方法で想像力を刺激する作品ばかり。
DSC00302 IMG_1697
上映後、広島国際アニメーションフェスティバルのフェスティバル・ディレクターも務める木下さんより
「来年(2016年)の映画祭は8月18日~21日です。」
「是非参加し、「観客賞」を投票して、賞を与える役にもなってほしいと思います。」
との言葉で締めくくられました。

第16回広島国際アニメーションフェスティバル ホームページは こちら です。

下記に、参加されたお客様の声をご紹介します。受け止め方は様々ですが、各国のアニメーションを鑑賞し、台詞や説明がなくても、観客のみなさんそれぞれに感じるもの、伝わるもの、受け取り方があったようです。多様な感性でつくられた作品を鑑賞し、様々な感情や想像力を刺激されるひとときとなりました。

お客様の声(アンケートより抜粋)

・セリフが無かったり、言葉が少なくても、色々想像したりできるので楽しかったです。
・映像や出てくる人物の印象がすごくよかったし、学生の発想も良かったです。
・このクオリティが無料で見られるのはすごいと思った。もっと広まれば良いと思う。
・おもしろい作品が多くて楽しめた。ぜひ今後も続けてほしいです。
・ほのぼのする作品から息をのむようなものまで様々あったことに驚いた。
 特にThe Lighthouseは衝撃的だった。アニメーションのメッセージ性の強さを改めて感じた。
・おもしろかった。とても
・様々な作風のアニメーションが見れて興味深かった。
 音楽に合わせて表現される作者それぞれの世界観が面白いなと思った。
・映画館でなく、ある部屋で上映会をするということがとても行きやすいと感じました。
 中々見ることができない作品ばかりで、更に日本とは異なる視点、日本では取り上げにくい題材を大胆に作品としているため、新鮮であり、考えさせられるものばかりでした。
・またやってほしいです。
・おもしろかったです。
・文化背景のある作品があって日本のアニメとは違うのが面白かったです。レペテがよかったです。
・おもしろかったです。
・人生を考えさせられるアニメーションでした。楽しかったです。
・子供のやる気を養うのに、いろんな作品によって出会いやコミュニケーション、あらゆる世代の交流の機会になればよいと思いました。
 あらゆる可能性を秘めた子供達は宝です!!まずかわいいです!!
 学生部門は大人すぎたものもある。作品は作品なのですばらしい!!
 音や音楽でもイメージ効果大ですね。
・初めての参加でしたのが外国の映像が見れるのはいい機会で、今後も続けてほしい。
・なかなかこの様な機会がないので楽しかったです。
 効果音の持つ力が大きいと思いました。
 色々な作品があって楽しかったり怖かったり悲しかったり面白かったり…
・また来年もお願いします。面白かったです。
 こういう風に考えさせてくれるのが芸術なのかもと思いました。
・映像のみで伝わることのすばらしさを感じた。
・子供にと思ってきましたが、大人の方が楽しめる内容でとても面白かったです。
 無音は色々な発想ができて深い感じに思いました。
・かなしいお話とか楽しいお話もあってたのしかったです。
・セリフのない面白さも感じたが、少し難しいと感じた。
 曲調でもかなり雰囲気が変わりますね。
 子供には少し難しいけどアニメの勉強にはなりました。
・途中まででしたがとてもおもしろかったです。
 あまり知らない外国のアニメ、とてもよかったです。ありがとうございました。
・同じアニメーションでもこれだけ色々な表現スタイルがあることに驚かされました。

主催 公益財団法人野々市市情報文化振興財団
共催 広島市 広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会
   国際アニメーションフィルム協会日本支部(ASIFA-JAPAN)

カテゴリー: カメリアの催し物 パーマリンク