カメラでののいちさんぽみち 開催されました

9月4日(土)にぎわいの里ののいちカミーノ で写真教室
「野々市市 市制施行10周年記念   中 乃波木(なか のはぎ)と行く カメラでののいちさんぽみち」開催されました。

中先生は能登在住の写真家、イラストレーター、エッセイスト。
学びの杜 ののいち カレード での「中 乃波木 読む写真展 い~じ~大波小波の世界」開催に合わせ、プロから直接写真撮影について学び、それぞれの目線で「野々市」を切り取ろう、というのが本講座の目的です。

参加してくれたのは、市内外のファミリー、写真ファン、計12人(保護者含む)です。
初めに中先生の講義、まず「自分はどんな写真が好きなのか」ということを意識してみる。雑誌などからお気に入りの写真をスクラップしてみると、自分が撮りたいイメージが掴みやすいとの事。
またご自身の写真を見せながら、「ピント」とは、じっと見つめるということ、「構図」とは、自分が見せたいものを写真の真ん中に置くのか、端に置くのか、背景をどうするのか、同じ対象であっても「メッセージ」が変わってくるというお話、などなど。
最後に「写真を撮るのは見ることを楽しむこと」「好きを探しにゆきましょう」の言葉で講座を締めくくりました。

次に「里まち倶楽部」の水毛生(みもう)さんより「野々市れきしプチこうざ」と題し、野々市の名の由来(※)、宿場町であり、油(燃料)や牛馬市で賑わっていたことなど、街の歴史についてお話いただきました。
※布を販売する市、「ぬのいち」が「ののいち」となった説、野(広い場所)に市(マーケット)が立っていた説などがあります。

講義を聞いた後は、撮影実習としてカミーノのお隣、布市神社へ。
水毛生さん、里まち倶楽部の方 お二人がガイドとして同行、お話を聞きつつ鳥居、神馬像、狛犬などみな思い思いに撮影。
約110年前(明治末期)に野々市尋常高等小学校の先生方が写真を撮った場所で、みんなで記念写真も。※

※上右写真出展 野々市市デジタル資料館 写真資料 野々市小学校 入学・卒業写真
 http://digitalmuseum.city.nonoichi.lg.jp/modules/photo2/index.php?page=viewcat&cid=4

続いて本町通り(旧北國街道)を散策、水毛生さんのお住まい(国指定文化財 水毛生家住宅)、照台寺、郷土資料館。
まん延防止等重点措置期間中だったため、施設内への立ち入りができなかったのは少し残念でしたが、軒先の花、壊れた扉、お店の看板など、皆さん「自分の好き」アンテナをあちこちに伸ばしてシャッターを切っていました。

9月16日(木)、学びの杜ののいちカレード で参加者の方が撮った作品の講評が行われました。
石像や建物など、「渋め」の写真を撮ったのが若い方だったことに先生も驚いたり、「人の配置」次第で「人を浮かび上がらせる」「人を風景に馴染まぜる」ことができることなどを判りやすく説明していただきました。

親子参加のお子さんが撮った椿の写真には、「画面全体を眺めさせたうえで、よく見ると椿にピントが合っているという「見るものの視線を動かせる」素晴らしい写真です!」と絶賛。
最後に先生より「写真というのは、性格が見えるし、同じ時に同じものを撮っても、個性がでる。違いの面白さを感じてもらえると嬉しいです。」との言葉で締めくくりました。

今回講師を務めていただいた中乃波木さんの「読む写真展 い~じ~ 大波小波の世界」カレードオープンギャラリーで10月19日(火)まで開催されています。
https://kaleido-nono1.jp/event/event_844.php
ぜひ足をお運びください。同名の書籍も会場、書店などで販売中です。

また今回参加者の方が撮った写真は
 カレードで 9月30日(木)~10月19日(火)まで、
 カメリアで10月30日(土)~11月18日(木)でも展示されます。
こちらもぜひご覧ください。

■カメラでののいちさんぽみち【講座】 感想 一部抜粋
(こども)
・写真を撮ることが楽しかったです。
・みんなで写真を撮ることが楽しかったです。
・私はあまり古い町並みを撮ったことが少なくて楽しかったし、伝統のある建物もカメラに収められてすごく嬉しいです‼
・みんなと写真を撮ったり、写真の話を聞くのがおもしろかったです。帰った後、写真を毎日撮るのが面白くなりました。中乃波木先生、いろいろ教えていただきありがとうございました。
・動物を撮るときは、動きをかんさつしながら待つことで、シャッターチャンスができるということがわかった。また次回もあったらまた参加したいと思った。
(大人)
・以前はよくカメラ好きで集まって撮影に行ってましたが、子供が生まれてからはパッタリだったので、こうやって昔みたいにみんなで歩いて撮影するとやっぱり楽しいですね!また、カメラで撮影に行きたくなりました。楽しかったです。
・子供と一緒にこのような企画に参加できて、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
・学生の頃、細い路地が好きで徘徊していた(笑)ことを思い出しました。少しハードル高く思っていましたが、「写真を撮ることは、おさんぽ感覚で気軽にできるんだ」ということを今回参加して特に感じました。「何を撮りたいかを思いながら撮ること」との乃波木さんのお話から、面白く撮ろうとばかり力が入っていたなあと気づきました。素直に撮ったこどもの写真の面白いこと!そして、里まちガイドさんのお話を聞きながら歩くと、昔のくらしにも気持ちが向かい、楽しく写真が撮れました。個人的に気になるののいち路地もこれから攻略していこうと思います。また第二弾、第三弾とあれば、ぜひ参加したいです!ありがとうございました。
・まず先生の作品を見せて頂いて、すごい好きだと思いました。素敵な写真の数々を見せて頂いただけでも嬉しかったのですが、その後の解説がわかりやすくて、自分でも撮ってみたいな、と思わされる内容でした。そして、その後実際撮ってみたらすごく楽しかったです。
「自分がじーっと見てしまうもの」「自分がどこをみているか」考えて撮ったものを見てみたら、私ってこれが好きなのね、と再認識したり忘れていた「楽しい」という気持ちをを思い出させていただいきました。また、野々市の歴史や建造物についての解説も、新しい発見ばかりで面白かったです。
・楽しい時間をありがとうございました。スマホでしか写真を撮らないのですが「何を撮りたいのか」「人が入る写真と入らない写真」など写真の基礎を習えたことが、良かったです。
・タブレットの明るさの調整の仕方を教えてもらい、楽しい時間をありがとうございました。

■カメラでののいちさんぽみち【講評】 感想 一部抜粋
・今回の講座をきっかけに写真を撮る楽しみが出来ました。そして、写真の見方も広がった気がします。先生の写真を見せていただいたときに、どれも語って来るような、お話しているような気がしていたのですが、気のせいではなかったのですね。写真とお話しするの楽しいです。新しい楽しみです。
・学んだことを活かせてとったやつに気づいてもらえてうれしかったです。娘さんをとっていたお母さんの写真が個人的にすごく好きだったので私もこんな写真がとりたいなという目標ができた!!
・細かく評価して下さり、今後の参考にしたい。他の方の視点がとても参考になりました。次回、機会がありましたら、また参加したいと思います。
・お話を聞いて、なるほどっと思いました。他の人の写真を見たりするのもおもしろかったです。
・講評を聞いて、いい写真とは何かとはを考えさせられました。写真性格というワードが興味深かったです。ありがとうございました!
・同じものを見てすごしたはずなのに、こんなにも切り取り方がちがうんだ!とビックリしました。そして、乃波木先生の「正解はないんだけどね」との言葉にも力をもらえました。プロの方が見て評価?してもらうと、自分の写真性格(?)←乃波木先生談、がこんな風にわかるんだー!とうれしかったです。ありがとうございました!!
・あどばいすをたくさんいただいてすごくたのしかったです。
・プロの方に講評いただくことなんて一度もないのでドキドキしました。ありがとうございました。

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